子どもと遊んであげたくても疲れててムリ…。DVDばかり見せるのも…。そんなときは、子どもを”大人のマネ遊び”に誘ってみるのがオススメです。
大人が普段していることを自分でやってみるのは、子どもにとって毎日の遊びより遥かに刺激的です。
だから、短時間でも子どもは「大満足&発達」します。しかも親は見守るだけでいいからとっても楽なんです。
それでは今から、実際に私の息子M太郎が特に楽しそう&発達した&親が楽だった”大人のマネ遊び”を7つご紹介します!
ちなみにM太郎は、本記事執筆時点で5歳。
2、3歳の頃にやっていた遊びも、小学生になってもできそうな遊びも掲載しています!
もくじ
身近なものでお手軽に大人のマネ遊び!
まずは身近なもので気軽にできる大人のマネ遊びからご紹介します!
遊び1:掃除機遊び
小さな子どもは家電に興味津々。家電の中でも特におすすめなのは”掃除機遊び”です。
理由は、掃除機は危険が少なく取り扱いが簡単で、家電の中でも親のフォローが少なくて済むからです。
子どもにとって、家電を自由に使えるのはかなり嬉しいこと。ゴミを吸い込んでいくのが楽しくて、どんどんお掃除しちゃいますよ!
掃除機遊びの良いところ
- 掃除してくれるので親が助かる。
- 子どもに家族の一員として家事を体験させられる。
親がやること
- ゴミで遊ばないように注意する(特に掃除機の中のゴミ。何でも解体します)。
- 掃除機で吸われると困るものは片付けておく。
遊び2:カメラマンなりきり遊び
スマートフォンやカメラは子どもの大好物。スマートフォンを子どもに貸して、好きな写真や動画を撮らせてあげましょう!
特に動画は撮影に時間がかかるため、長時間遊んでくれます。
スマートフォンを勝手にいじられるのが不安な場合は、ロック画面からカメラを起動すると良いですよ!
カメラマンなりきり遊びの良いところ
- 創造性・想像力が育つ。
- 様々なものをよく観察しながら遊べるので観察力が育つ。
- 動画だと長時間遊んでくれることが多い(撮影+確認)。
親がやること
- 子どもが撮った写真・動画の確認や削除。
- パスコードを何度も間違えてロックをかけたり、緊急電話をかけないように注意は必要。
遊び3:音楽再生遊び
今まで親が流してくれていた音楽を、自分で選んで聴けるのはかなり嬉しいものです。
子どもが好きな曲を集めたプレイリストを作って、子どもに自由に再生させてあげましょう!
スマートフォンをいじられるのが不安な場合は、ロック画面で次の曲や前の曲を選んでもらうといいですね!
親がスマートフォンを使っていたい場合、安いBluetooth接続のポータブルスピーカーを渡すのも安心でおすすめです!
音楽再生遊びの良いところ
- 音楽に親しめる。
- マラカスやタンバリンなど、楽器があれば遊びが発展する。リズム感が養われる。
- 音楽が流れていると家の雰囲気が良くなる。リラックス効果も。
親がやること
- 子ども向けのプレイリストを作っておく。
- スマートフォンを渡す場合、パスコードを何度も間違えてロックをかけたり、緊急電話をかけないように注意は必要。
大人度MAXの大人のマネ遊び!
お子さん自身が成長を実感し自信がつく、大人度MAXの遊びをご紹介します!
遊び4:お支払い体験
お支払い体験は短時間の遊びではありますが、子どもの充実度はとても高いです。
小銭を渡して、子どもに自分で買い物させてあげましょう。
最初は自販機がおすすめです。慣れてきたら、お店で買い物もできますね!
さらに、お店で買うものが子どもが好きなものだと、子どもはやる気マックス!
M太郎の場合は、仮面ライダーガッチャードの『ライドケミートレカ』をドキドキしながら自分でレジに持って行ってます!
コード決済も大喜び!
お金がまだよくわかってない子どもにおすすめなのは、コード決済です。ピッとするだけだから簡単ですね!
子どもはスマートフォンが大好きなので、スマートフォンでお支払いして「ピッ」と鳴ると、大喜びです。
お支払い体験の良いところ
- 一人の人間(大人)として社会と関わる喜びがある。自立心が育つ。
- 数に親しみ、足し算や引き算の感覚を養う経験になる。
- 今後自分の財布を持たせて、自分でお金の管理をすることにもつながる(まずは少額で)。
親がやること
- お金を渡し、見守り、必要ならフォローする。
遊び5:小銭と電卓遊び
小銭と電卓遊びは、子どもにとって衝撃的な喜びです。なぜなら、今まで親の支払いを見ているだけだったのが、自分でお金を管理計算し支払えるイメージが浮かぶようになるからです。
簡単な数字を覚えて、小銭でお買い物しだしたら、小銭と電卓がとっても楽しい時期。
電卓の使い方(数字の打ち方と、+、=、リセットのみでOK)さえ教えれば、あとは小銭の数字を見ながら足し算するだけです。
自分が持っているお金が何円なのか、どの組み合わせ方でも簡単にわかりますよ。
私の場合ですが、息子のM太郎(5歳)に自分の財布を持たせて200円ほど管理させてます。
自分で計算できるようになり、「ぼくこのお金でチョコレート買える!?」と興奮していました!
小銭と電卓遊びの良いところ
- お金の組み合わせ方がたくさんあるので、ハマれば無限に遊べる。
- お金・算数の勉強になる。
- 自分でお金を管理し計算し支払う意思が生まれ、自立心が強くなる。
親がやること
- 電卓の使い方を教える(数字の打ち方と、+、=、リセットのみでOK)。
- お金をなくさないよう見守る。
- 質問されれば答える。
遊び6:パソコンでキャラ画像探し
好きなキャラが描かれた紙が手に入るなら、子どもは喜んでパソコン操作を覚え遊びます。普段から大人がパソコンしている姿に憧れもありますしね。
画像を検索して選んだり、ダウンロードしたり、印刷したり。その中で、子どもができない操作は大人が助けてあげましょう!
息子のM太郎は仮面ライダーガッチャードやパウパトロールの画像を探して大興奮しています!
放っておくといくらでも遊んでくれます。ただし、インク代や紙代を考えると印刷し過ぎには注意したほうが良いかもしれないですね。
音声入力がおすすめ!
子どもにタイピングは難しいので、音声入力を使うのがおすすめです!
子どもにとって、音声入力自体の楽しさも、かなりのものですよ!
パソコンでキャラ画像探しの良いところ
- 遊びながらパソコン操作に親しめる。
- インターネットを使う際の注意点を教える機会にもなる(ネット時代に超重要)。
親がやること
- 簡単なPCの使い方を教える(クリック、音声検索など)。できない操作をフォローする。
- 危険なサイトや過激な画像へのアクセス、勝手なショッピングをしないよう見守る(気になるなら子ども用の制限を利用するのもあり。例:chromeの制限)
- 仕事関係のファイルなど子どもが触らないように気をつける。
未来に役立つ大人のマネ遊び!
意外と簡単で、子どもも大人もハマるかもしれない、現代的な遊びをご紹介しますね!
遊び7:AIとお話
ロボットと会話するのはロマンのある世界。息子のM太郎も大興奮で長時間遊んでいます。
一見ハードルが高そうに見えるため最後に掲載しましたが、AIと音声会話するのはそう難しくなく、超おすすめです!
● シンプルな会話を楽しむなら
→SIRI、Googleアシスタント、アレクサなど(ただし、音声回答の場合と文字回答の場合あり)
● ロボットと高度な会話を楽しむなら
→ ChatGPT
・スマートフォンはChatGPTアプリ(App Store、Google Play)の文字入力欄横のヘッドホンボタンを押す。
・PCはchrome(ブラウザ)の拡張機能「Voice Control for ChatGPT」を使う(こちらの外部サイトの説明通りにやればすぐにできます)。
ChatGPTは意外と簡単!
あなたが普段ChatGPTを使わない場合は、「なんだか難しそう」と抵抗感があるかもしれません。
でも実際は、全くそんな事はありません。
ChatGPT簡単会話のコツ
- どんなふうに答えてほしいかをChatGPTに伝える(例:5歳の子どもでもわかるように簡単に面白く教えて!)
- できるだけ具体的に、明確に質問する(例:◯ドラゴンフルーツってどんな色でどんな形でどんな味がする果物なの?、✗ドラゴンフルーツについて教えて?)
AIとお話の良いところ
- 質問によって返って来る答えが違うので、飽きずにずっと遊べる。
- AIが子どもの相手をしてくれるので親が楽。
- 早いうちからAIに慣れさせられる。
- 子どもがAIと会話しているのが可愛い!
親がやること
- AIの使い方の質問に答える(親も一緒にAIに親しんでみても良いですね!)。
- 必要に応じて、AIも間違える場合があると教える。
- スマートフォンやパソコンで変な操作をしないか見守る。
もっと最高の遊びになる3つのポイント
大人のマネ遊びには、ちょっとしたポイントがあります。ポイントを押さえれば、もっと親は楽で、もっと子どもは大満足間違いなしです!
難易度はちょっと頑張ればできるぐらい
お子さんが興味のありそうなもので、ちょっと頑張ればできるぐらいか、触れているだけで遊びになる遊びを選びましょう!
簡単すぎる、あるいは難しすぎる遊びは上手くいきづらいです(難易度はちょっと頑張ればできるぐらいが良い。参考:鈴木 祐「ヤバい集中力」)。
「自分には無理だ」と思わせず、楽しく意欲的に遊べると最高ですね!
難易度はコントロールできる!
難易度の帳尻を合わせるために、最初だけ一緒にやってみて慣れてもらうのがおすすめです!
子どもが乗り気な部分だけ遊ばせて、残りは大人が補助するのも良いですね!
あくまで「遊び」【無理矢理やらせない】
勉強させることに気持ちがいきすぎて、無理矢理やらせないようにしましょう(特にお買い物や計算)。
普段子どもが親を観察したり、一緒に何かに取り組む中で、子どもには自分一人でやってみたい欲求が多かれ少なかれ芽生えていますよ。
あくまで「遊び」だから楽しく伸びていくんですね!
あれこれ口出しせず見守る【だから大人は楽】
基本的に、大人は口出ししません。
最初に必要な説明もありますが、子どもが自分でやり出したら、質問してくるまで見守ってあげましょう(危険な場合は別)。
基本的には遊びですから、親は楽に休んでおいて、気が向いた時や求められた時に褒めたり教えたりするだけですね。楽ですよ〜!
質問してきたら大チャンス!
子どもが自発的に質問してきたときこそ、親の出番。
自ら「知りたい!」と思ったとき、人間はものすごい吸収力を発揮します。
子どもの「変化」に注目!
自力で新しい技術を習得したり、少しの変化でも見られたら、思いっきり褒めてあげてください!
結果よりも変化や過程を褒めると、子どもは自分をよく見てもらえていることがわかり、頑張るエネルギーが湧いてきます!また、結果だけでなく取り組む姿勢に価値を感じるようになります!
参考:播摩早苗「目からウロコのコーチング」、野村克也「野村の流儀」など
大人のマネ遊びが最高な理由
最後に「大人のマネは子どもにとって、最高に楽しく発達する遊びである」理由をお伝えしますね!
なぜ”大人のマネ遊び”は子どもにとって最高なの?
- 子どもは模倣能力が非常に高く、普段から大人をよく観察している。
- 子どもは「知りたい!やってみたい!」(好奇心)が強いので、大人がやっていることに興味津々。
- さらに、子どもは「何でも自分でやってみたい!」という意欲(自立心)が強い。
→ だから、子どもにとって”大人のマネ”は最高に面白くて、発達も促す遊び!
参考①:Jacobs Foundation「Why Imitation in
Early Childhood is Crucial」
参考②③:「新 乳幼児発達心理学」など
子どもは”大人のマネ遊び”でどう発達する?
- 新しいことにチャレンジし続ける習慣が身につく。
- 自分の頭で考え試行錯誤する習慣が身につく。
- 自分はできるんだという自信がつく。
- 一人の人間(大人)として社会と触れ合うことで、または普段大人がやっていることを行うことで、自立心が育つ。
- 社会と触れ合う生の体験を通して、社交性・社会性が身につき、社会の仕組みも理解していく。
▼ お子さんの発達だけでなく、子育てを通した親自身の成長にご興味がある場合は、こちらの記事で詳しくわかりやすく解説しています。
まとめ:大人のマネ遊びで子どもは大満足&発達!親は楽!
”大人のマネ遊び”を7選、ご紹介しました。全て息子のM太郎が実際にしている遊びで、良さを実感済みのものばかりです。
”大人のマネ遊び”は子どもにとって非常に刺激的です。お子さんの満足度は高く、発達し、親も楽に過ごせることがグッと増えまよ!
ぜひ、家でも外でも、普段大人がやっていることをガンガンやらせてあげてくださいね!
▼ 息子が受講しているオンライン英会話で、遊び感覚でモチベーション高く学べるのでとてもオススメです!