
家事代行を初めて利用したいけど、馴染みがなくて不安。どう申し込んで、どう利用するの?どのサービスを選べばいいの?
この記事の内容
- 契約から利用までの流れ
- 信頼できる家事代行会社の選び方
- おすすめの家事代行会社
- 当日の準備や過ごし方のポイント
家事代行利用の流れやポイントを、初心者でもイメージできるようにまとめました。ですから、安心して家事代行サービスを利用し始めていただけるはずです。

ぜひ明日から、心強い味方「家事代行」に助けてもらいましょう!
もくじ
家事代行とは?何が依頼できる?

家事代行サービスとは、自宅に「家事のプロ」であるスタッフが訪問し、「日常の家事」を代わりに行ってくれるサービスです。
依頼できる内容の例:
- 掃除(お風呂・トイレ・洗面所・キッチン、部屋、窓)
- 片付け・整頓(部屋の片付け、クローゼットの整理)
- 料理(日々の食事準備、作り置きおかず、皿洗い)
- その他(洗濯・アイロン、買い物、ゴミ出し、子どもの送り迎え、水やり・草むしり)
家事代行の特徴は、自分で家事を行うよりもずっと効率的で質の高い仕上がりになること。プロの家事ですから、掃除後のキレイは長持ちし、作り置きは大量に作られます。
その結果、自分が家事をする時間を大幅に減らし、より優先順位の高いことに時間や心身のエネルギーを使えるようになるのがメリットですね。救われますよ。
初めての家事代行を契約するまでの流れ

初めての家事代行サービスをスムーズに利用できるよう、契約までの流れを5つの手順でご紹介していきます。
- 気になる家事代行サービスを選ぶ
- 問い合わせ・申し込み
- 要望の聞き取り(メッセージまたは初回訪問)
- お試しプランを利用または単発(スポット)で依頼
- 気に入れば契約
①:気になる家事代行サービスを選ぶ
まず最初に、気になる家事代行サービスを2,3見つけましょう。
注意点として、対応エリアはしっかり確認してください。いくらサービスが良さそうに見えても、対応エリア外だと利用できません。
家事代行サービスの2パターン
①家事代行会社と契約する(ミニメイドサービス・CaSyなど)
→一定レベルの画一的なサービスを受けられる。スタッフの替えが利く。
②個人のハウスキーパーと契約する(タスカジなど)
→柔軟かつ細やかに対応してもらえる。スタッフの替えが利かない。
②:問い合わせ・申し込み
気になるサービスが見つかったら、次は問い合わせです。問い合わせ方法は、多くの家事代行サービスで電話・メール・専用フォームのいずれかが用意されています。
問い合わせ時に確認すると良いこと
- 依頼したい家事が依頼できるか?
- お試しプランの有無と内容
- キャンセルできる時期とキャンセル料
- (小さなお子さんがいる場合の対応)
- (ペットがいる場合の対応)
この時点で、印象の悪い家事代行会社(またはハウスキーパー)は候補から外し、候補を絞ります。
③:要望の聞き取り(メッセージまたは初回訪問)
問い合わせ後、以下のいずれかで要望の聞き取りなどが行われます。
- メッセージや電話
- 無料の初回訪問(カウンセリング・説明)
主なコミュニケーション内容
- 家事の悩みや要望のヒアリング
- 家の間取りや作業環境の確認
- サービス内容や料金の詳細説明
- 最適なプランの提案
- 質問・疑問点への回答
初回訪問の場合は、あなたの自宅にスタッフが訪問。このときに、大きなことでも小さなことでも、家事の不安を相談してみてください。

スタッフさんは、あなたのニーズに合ったサービスを提供したいんです。
何でも話しましょう!
④:お試しプランを利用または単発(スポット)で依頼
「お試しプラン」や「トライアルサービス」がある場合は利用、ない場合は単発(スポット)で依頼し試してみましょう。
選んだサービスやハウスキーパーが自分に合っているか確認してから、継続利用すべきです。
家事代行業者はプライベートな空間に入ってくるわけですから、快適に利用するためにも、いきなり契約しないことは大切です。
⑤:気に入れば契約
お試しプランまたは単発(スポット)利用で満足した場合、正式契約しましょう。
この際、契約内容で気になることがあれば遠慮せず質問し、不安は解消しておきましょう。
サービスによってはお試しプラン当日に契約すると特典がある場合もあるので、特典の有無を事前に確認しておくのがおすすめです。
契約後〜利用〜支払いまでの流れ

気に入った家事代行サービスとの契約が済んだら、いよいよ初めての利用日がやってきます。
この見出しでは、初めての利用や支払いの流れを確認していきましょう。
- 必要なものを準備する
- 作業中は自由時間
- 次回予約を入れる
- 料金を支払う
①:必要なものを準備する
ほとんどの家事代行サービスでは、あなたの自宅にある道具を使って作業します。
より作業品質を上げたい場合は、事前に何が必要かを聞いておくのがおすすめです!
②:作業中は自由時間
- 家事代行スタッフが来たら、立ち会って依頼内容の確認をします。
- 作業中は自由に過ごします。
- 最後に再度立ち会い、スタッフから報告を受け、次回以降の希望があれば伝えます。

家事代行の特徴の一つは、あなたの希望に柔軟に対応してくれる点。
次回に向けての希望をしっかり伝えることで、よりあなた好みのサービスになり、満足度はどんどん上がっていきます。
③:次回予約を入れる
指定された方法で次回の予約を入れましょう。
予約時のポイント
- 続けてほしい点や改善してほしい点を伝える(あれば)
- 望むなら同じスタッフを指名する(可能な場合)
④:料金を支払う
支払いのタイミングについては、
- サービス提供ごと
- 月末締め翌月払い
など、家事代行会社やプランによって様々です。
カードか現金かなど、支払い方法についても、家事代行会社によって様々です。希望の支払い方法があるかは事前に確認しておきましょう。
家事代行会社の信頼度チェック2つ

家事代行サービスを初めて利用する際、自宅に他人を入れることに抵抗があることは多いです。
その抵抗をやわらげ、安心して家事代行サービスを利用したい場合は、以下のポイントをチェックすると安心できますよ。
①:事務局はしっかりしているか?
事務局(本部)の対応は、家事代行会社そのものの信頼性を測るのにとても役立ちます。
チェックするなら
- 電話やチャットでのやりとりで不信感・不安感が残らないか
- 初心者の質問にも親切に答えてくれるか
- スタッフ間の情報共有はできているか(何度も同じ説明をする必要がないか)
事務局の対応が良好な家事代行会社は、会社としての体制がしっかりしているため、サービス開始後も安心して利用できる可能性が高くなります。
「こんなことを聞いても大丈夫かな」と躊躇せず相談できる家事代行会社なら、サービス毎にあなたの希望が反映され、サービスの質が一層上がっていきますよ。
②:スタッフはしっかりしているか?
スタッフの質は満足度に直結します。
初回訪問時のスタッフの立ち振る舞いは、よく見ましょう。仕事の丁寧さや信頼性を推し量れるからです。
以下のような点をチェックして不信感が残るなら、その家事代行会社(あるいはそのハウスキーパー)はやめておきましょう。
- 挨拶や言葉遣い、身だしなみは気持ちいいか
- 家の中での立ち居振る舞いは適切か
- 説明が分かりやすく、あなたの質問に丁寧に答えてくれるか
- プライバシーへの配慮があるか

初回訪問(カウンセリング・説明)やお試し利用の機会を使ってチェックしましょう!
契約前にチェックするルール5つ

正式契約する前に、そのサービスにおける最低限のルールをしっかり確認しておきましょう。
契約前の初回訪問(カウンセリング・説明)などでわかるものがほとんどですが、以下の5つのポイントは意識的に確認しましょう。
- 料金は総額でいくらかかるか?
- 希望の家事は依頼できるか?
- スタッフは選べるか?
- 希望の支払い方法はあるか?
- トラブル時の保険適用は安心できるか?
①:料金は総額でいくらかかるか?
家事代行会社から説明される料金体系を理解したうえで、料金の総額が予算に合っているかを確認しましょう。
料金は「1時間あたり◯円」の作業料金の他に、交通費を含むかなどは家事代行会社によって違いがあるからです。
チェックしよう
- 1時間あたりの料金
- 最低利用時間
- 交通費
- キャンセル料金
- 延長時の追加料金
- (望むなら)合鍵を預ける場合にかかる料金
- 入会金の有無
キャンセル料金については、何日前から何%のキャンセル料金がかかるのかも、この時に確認しておくと良いですよ。
②:希望の家事は依頼できるか?
依頼したい家事(掃除・整理整頓・料理・洗濯・子どもの送迎など)について、作業可能かどうかを契約前に確認しておきましょう。
というのも、依頼できる家事の範囲は、家事代行会社によって様々だからです。依頼したい家事に対応していないのであれば、別の家事代行会社を検討する必要があります。
- 仕事に出かけている間にご飯を作ってほしい
- 掃除と料理を同じ日にお願いしたい
など具体的にイメージできるなら、できるだけ具体的に対応可能かを確認してくださいね。

冒頭でもお伝えしましたが、専門スキル・専門道具を使っての徹底的な掃除を希望する場合は、家事代行ではなく「ハウスクリーニング」に依頼しましょう。
ハウスクリーニングをメニューとして用意している家事代行会社もありますよ!
③:スタッフは指名できるか?
スタッフを指名できるか?指名できる場合は無料か有料かを確認しておきましょう。
・家事代行会社に所属するスタッフ(直接雇用派遣型。ミニメイドサービス、CaSyなど)
①スタッフを指名できる場合
②スタッフを指名できず、希望に応じたスタッフが派遣される場合
・個人のハウスキーパーを指名して個人契約(マッチング型。タスカジなど)
その他、以下も確認しておくと安心です。
- スタッフとの相性が悪かった場合の変更制度
- スタッフが選べない場合、スタッフの性別の配慮はあるか(特に依頼者が女性の場合)
④:希望の支払い方法はあるか?
支払い方法は、クレジットカード決済や口座振替(自動引き落とし)が一般的です。
しかし、支払い方法は家事代行会社によって様々なので、希望の支払い方法があるかどうかは契約前に確認しましょう。
支払い方法の例:
- クレジットカード決済
- 銀行口座からの自動引き落とし(口座振替)
- 現金払い(一部サービス)
- 後払い決済(コンビニ・郵便局・銀行など)
⑤:トラブル時の保険適用は安心できるか?
自分で家事をして物を壊したり失くしたりする可能性がゼロではないように、家事のプロにお願いしたとしても可能性はゼロではありません。
ですから、スタッフが作業中に物を破損させてしまった場合などの補償範囲について、事前に確認しておくと安心です。
どこからどこまでが保険適用の範囲かは、家事代行会社によって違いますよ。
初心者におすすめの家事代行サービス3つ

それでは、家事代行が初めての方におすすめの家事代行サービスをご紹介します。
大手の家事代行サービスの中から3サービス選びました。あなたの希望に合ったものを、お試しプランやスポット(単発利用)で試してみてくださいね。
①:高品質なサービスを受けたい「ミニメイド・サービス」


ミニメイドサービスは日本最初の家事代行サービスで、スタッフ教育が徹底されており、利用者の満足度が非常に高いです。
依頼できる内容の自由度もかなり高く、間違いのない選択肢、心強くあなたを助けてくれるでしょう。
②:コスパ・Web利便性を重視「CaSy(カジー)」




Webシステムが完備されており、Webに慣れた世代には快適に利用できます。
通常料金ではスタッフは選べません。しかし、スタッフ教育がしっかりしているため、多少の幅はありますが一定以上の品質が担保されており、十二分に助かります。
③:自分に最適なハウスキーパーを見つける「タスカジ」
メディアへの露出も多く、知名度が高いタスカジ。有名なタスカジさん(タスカジに登録しているハウスキーパー)もたくさんいます。
希望に合ったハウスキーパーを見つけて個人契約、相性の良いハウスキーパーから行き届いたサービスを受けたいなら、タスカジが一番です。
ミニメイド・サービスやCaSy(カジー)のスタッフが会社と雇用契約を結んでいるのに対し、タスカジは、あなたが個人事業主等のハウスキーパーを探す場所です。
個人なので、スキルの高低や得意不得意があります。
- レビューが良い
- プロフィールが信頼できる
- 依頼したい家事が依頼できる
そんなタスカジさんを選んで、一度来てもらいましょう!
上記が対応エリア外の場合「くらしのマーケット」
くらしのマーケットはタスカジと同様、個人事業主等のハウスキーパーを探すプラットフォームです。こちらも、プロフィールや評判を見て自分で目利きする必要があります。
ほぼ全国で利用できるので、知っておいて損はないでしょう。

個人事業主等との契約の場合、損害賠償保険の有無が気になるところ。タスカジもくらしのマーケットも、会社として損害賠償保険に加入しているので安心です。
準備しておくとスムーズなもの(コト)3つ

より一層スムーズにサービスを受けるために、準備しておくと良いもの(コト)をご紹介します。
- 必要な道具を準備する
- 作業の優先順位を考えておく
- 「やってほしくないこと」をまとめる
①:必要な道具を準備する
家事代行サービスは、基本的にはあなたの家にある道具を使って作業します。
作業のクオリティをもっと上げたい場合は、事前に必要な道具を確認しましょう。なぜなら、「あの道具があればもっと綺麗にできますよ!」ということもあるからです。
確認するタイミングは、契約前の初回訪問(カウンセリング・説明)のときや、事前のチャット・メッセージ・電話などのタイミングがおすすめです。

必要な道具を事前に教えてくれる家事代行サービスもありますよ!
②:作業の優先順位を考えておく
ハウスキーパーさんがあなたのニーズを把握するまでの数回は、やってほしいこと(優先順位)をしっかりめに伝えておきましょう。
家事代行の時間は限られているからです。
優先順位の伝え方の例
- 優先順位①:水回りの掃除
- 優先順位②:全部屋の掃除
- 優先順位③:作り置き
- 時間があれば:玄関掃除・窓掃除
優先順位を伝えるタイミングは、初回訪問(カウンセリング・説明)の時や、予約時(フォーム・メッセージ・電話など)のとき。もちろん、当日の作業前に伝えてもOKですよ。

他にも、「こんなことお願いしてもいいのかなぁ?」程度のちょっとした困りごとでも、お願いしたいことがあるなら伝えておきましょう!
③:「やってほしくないこと」を考えておく
いくらプロの家事スタッフとはいえ、あなたの家でのやってほしくないこと(暗黙のルール)を完璧に把握することはできません。
あなたの家での「やってほしくないこと」を伝えて、OK・NGを共有しておけば、あなたもスタッフもお互いに安心です。
伝える「やってほしくないこと」の例
- 「この引き出しは開けないでほしい」
- 「ここに置いてあるものは仕事関連のメモなので捨てないで」
- 「ピンクのスポンジはキッチン用、青いスポンジはお風呂用」
- 「この雑巾では床を拭かないでほしい」
優先順位と同様、初回訪問・予約時・当日の作業前などのタイミングで伝えると良いですよ。
初めての家事代行当日のポイント3つ

ここでは、初めての家事代行の「当日」をより快適に過ごすための、3つのポイントをご紹介します。
- 作業中は自由に過ごす
- 前もって掃除する必要なし
- 貴重品の管理は自分で行う
①:作業中は自由に過ごす
作業を「見ていた方がいいのでは?」と気になるかもしれません。ですが、開始と終了時の立ち合い以外は不要です。
家事代行スタッフが作業している間は、思う存分に、家事よりも優先順位の高いことに時間を使いましょう。
家事代行中の過ごし方の例
- 休息・仮眠・リフレッシュ・趣味
- 仕事に集中する
- 子どもと遊ぶ時間を確保する
- 外出して用事・カフェで友人と会う(慣れてくると鍵を預け外出する方も)

初めてのときは少し緊張するかもしれませんが、徐々に慣れてきます。
②:前もって掃除してはいけない
家が汚い状態で、人を家に上げるのは抵抗感があるかもしれませんが、掃除や片付けは「しない方がいい」です。
実際に、ハウスキーパーさんもそうおっしゃいます。
普段どのように散らかり汚れているのかを、把握できる方が、より満足してもらえる仕事ができるようですね。

自分が疲れたら、家事代行を頼む意味がないですよ⋯。
家は「いつも通り」で!
③:貴重品の管理は自分で行う
貴重品の管理は自己責任で行うことが基本です。
理由①:家事代行サービスのスタッフが意図せず捨てる片付けるなどして、紛失することを避けられる。
理由②:貴重品を失くした際にスタッフを疑う必要がなくなり、不要なトラブルを避けられる。
特に初めての家事代行では、以下のものを事前に「金庫や施錠できる引き出しなど、スタッフの目や手の届かない場所に保管しておく」ことをおすすめします。
- 現金・クレジットカード
- パスポートなどの身分証明書
- アクセサリーや高価な時計
- 重要な書類や個人情報が記載されたもの
対策を取るのは少し面倒に感じるかもしれませんが、最初は慎重に対応することで、長期的に快適にサービスを利用できるようになりますよ。
まとめ:初めての家事代行、不安は解消してスムーズな一歩を。
今回は、初めて家事代行サービスを利用する際の不安を解消し、スムーズにスタートを切るための流れとポイントについて詳しく解説しました。
契約から当日までの具体的な流れや、どんな家事代行サービスを選べばよいのかを知ることで、漠然とした不安も軽くなったのではないでしょうか。
家事代行を上手に利用し、あなたにとってより優先順位が高いことに、時間や心身のエネルギーを使ってくださいね。より充実した日々になることを心より願っております。